こんばんはー。
ぶっくんです。
最近はコロナの影響で経済にも大きな影響が出ていますね。
株も仮想通貨も大暴落です。
しかし、そんな時でも不動産の家賃が暴落することはほとんどありません。
今回は不動産投資におけるキャッシュフロー(収支)に関して、記事を書いていこうと思います。
過去の不動産に関する記事はこちら
不動産投資の始め方①/不動産投資のメリット・デメリットはこちら
不動産投資の始め方②/不動産購入前の検討 キャピタルゲインとインカムゲインとは?はこちら
不動産投資の始め方③/不動産購入前の検討 キャピタルゲイン(売却益)はこちら
不動産投資の始め方④/不動産購入前の検討 インカムゲイン(収益)はこちら
年間のキャッシュフローを把握する
不動産投資を始めるに当たり、良い物件が見つかった時に購入前に、購入した場合の
年間の収支シミュレーションを事前にすることは非常に重要です。
目ぼしい物件が見つかった場合、年間の収支シミュレーションを事前に行い、
年間でどのくらいのキャッシュフローが産まれるのかをきちんと把握した上で
購入するようにして下さい。
年間のキャッシュフローは簡易的に表すと下記のようになります。
年間のキャッシュフロー = 年間の家賃収入 - 年間の経費 - 年間のローン返済額
この年間のキャッシュフローがいくらかを把握し、その物件を買うリスクと
利益とを天秤にかけ、利益の方が多いと感じれば、購入すれば良いのです。
事前の検討はしっかり行いましょう。
不動産の経費とは?
不動産で年間にかかる経費にはどのようなものがあるのか。
経費には主に下記のようなものがあります。
①修繕費
→単純に所有物件の修繕にかかった費用です。
②修繕積立金、管理費
→マンションの場合、毎月この費用がかかります。
③固定資産税、都市計画税
→これは毎年かかる税金です。事前にいくらくらいが税金としてかかるか調べておきましょう。
④保険料
→保険をかけている場合、毎月かかる費用となります。
⑤広告宣伝費
→管理業者さん(不動産屋)に入居者契約の際に支払う金額です。家賃の1ヶ月分の金額を支払います。
⑥減価償却費
→所有物件の『建物』にあたる部分の金額を耐用年数で割って、100を掛けた金額が減価償却費として計上可能です。(定額法)
『減価償却費』 = 『建物部分の金額』 ÷ 『耐用年数』 ×100
ここで、耐用年数に関してですが、
鉄筋コンクリート造(RC造)新築の場合 = 47年
木造新築の場合 = 22年
で計算します。
ここで、中古物件の場合は、簡便法で下記のように計算することができます。
中古物件の耐用年数 =
(耐用年数 - 購入時に経過している年数) + 経過年数の20%の年数
ちょっと分かり辛いと思いますので、例を挙げますと
(例)20年経過したRC造の物件を購入した場合
耐用年数 = (47年 - 20年) + (20年×0.2)
= 27年 + 4年 = 31年
となります。
⑦その他
→その他には、不動産に関する本や雑誌、セミナー、接待費などがあります。
ここで、①~⑤はマイナス部分ですが、⑥は実際には支払う金額ではないので、
プラスの経費です。また⑦のその他も実際にお金は出しますが、自分にとって、
プラスの経費と考えれます。
年間のキャッシュフローを計算してみる
簡単なので、私が100万円のワンルームマンションの1室を購入した際の
年間のキャッシュフローを例にあげていきます。
収入の部
①賃料 : ¥27,000 × 12ヶ月 = ¥324,000
②共益費 : ¥3,000 × 12ヶ月 = ¥36,000
支出の部
③管理費 : ¥5,500 × 12ヶ月 = ¥66,000
④修繕費 : ¥3,770 × 12ヶ月 = ¥45,240
⑤固定資産税 : ¥27,500(年間)
⑥ローン返済額 : ¥10,000 × 12ヶ月 = ¥120,000
⑦ その他 : ¥30,000(年間)
⑧ 減価償却費 : ¥35,000(年間)
従って、年間のキャッシュフローは
年間のキャッシュフロー = (①+②)-(③~⑦)-(⑧)
= ¥360,000 - ¥288,740 -(¥35,000)
よって
年間キャッシュフロー = ¥71,260 - (¥35,000)
となります。
⑧は実際には手出しがないので、かっこ書きにしています。
確定申告の際には-¥35,000をした¥36,260が利益分の申請となります。
上記は例ではありますが、大体このような感じになります。
物件の価格が100万円で家賃¥30,000ということだけを見るのと、
上記のようにきちんと年間のキャッシュフローを見るのとでは、
大きく印象が変わると思います。
このように年間のキャッシュフローを購入前にきちんと把握した上で、
購入することが非常に大事なのです。
決して表面利回りだけで不動産投資を行うことはやめて下さい。
危険です。
上記は年間に大きなトラブルがなかった場合の収支(キャッシュフロー)ですので、
トラブルなどがあった際には、さらに出費がある可能性があります。
そのようなリスクが常にある、ということを頭に入れて、
リスク管理、資産管理、キャッシュフロー管理を行うことが大事です。
以上、今回は不動産投資の始め方におけるキャッシュフローに関して書いていきました。
皆さんにとってこの情報が良い情報となれば嬉しいです。
ぶっくんより
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