こんばんはー。
ぶっくんです。
最近はヤモリの記事ばかり書いていますが、今回もヤモリの記事を書いていこうと思います。
先日ヤモリのくる病の治し方についての記事を書きましたが、
あの記事を見て、参考にして頂いたのにも関わらず、その方のヤモリを結局助けることができませんでした。
前回の記事の内容だけでは駄目だということを痛感しましたので、
今回、第2弾として、ヤモリのクル病の治し方について続編を書いていきたいと思います。
前回とこの記事で少しでも多くの方に役に立てればと思います。
前回の『ヤモリがクル病になった時の治し方!』の記事はこちら。
また、ヤモリのくる病対策に関しても記事を書きました!そもそも、くる病にならないようにする為にはどのようにしたら良いのか、少しでもお役に立てればと思いますので、是非見てみて下さい。
他にも『ヤモリの餌について』も記事にしていますので、こちらも参考にして頂ければと思います♪
その他のヤモリに関する記事にはカテゴリーから『爬虫類飼育』→『ヤモリ飼育』を選んでください♪(クリックでもいけます)
動物病院のホームページにもクル病の説明があります。
情報の補完としてどうぞ→ホームページ
ニーゴがクル病に
ニーゴとは自分が飼っているヤモリの名前で、1匹目がイチゴ、2匹目がニーゴと名付けています。
イチゴを捕まえて、育て始めて間もなく、イチゴがクル病になってしまいました。その時の話は前回の記事に書いているので、そちらを観て頂ければと思います。
そして、その前回の記事を書いた後に、まさかのニーゴがクル病になってしまいました。
壁にも張り付き、指の反り返りも無い、特に問題がないので、ある程度放置していたある日、異変に気付いたのです。。。
ニーゴがクル病に!その時の状態は?
前回の記事で、クル病になった時の症状としていくつか挙げています。
私は、クル病になる時には、指の上反りや壁チョロができなくなる、尻尾が曲がるなどの症状が出ると考えていましたが、ニーゴにはそんな症状は表れませんでした。
エサは確かにあまり食べてはいませんでしたが、壁チョロができていることですっかり安心してしまい、
カルシウムを1週間ほど与えていませんでした!
そろそろカルシウムを与えようと思ったある日、ニーゴに異変に気づきます。
なんか、手足がパンパンになっていたのです。
最初は、えらい腫れているなー?とちょっと疑問に思った程度でしたが、
カルシウムを与えようと捕まえた時に、
ニーゴの身体がグニョグニョに柔らかくなっていることに気づきました!
それでも良くわからず、取り敢えず、捕まえて、カルシウムを与えました。
そして、カルシウムを与え終わり、ケースに戻した所、手足が曲がってしまい、歩き方がヨチヨチ歩きになってしまったのです。
この時はさすがに焦りました。
明らかに自分が手足を曲げてしまったので、すごくショックを受けました。
そして、ニーゴがクル病にかかっていることを理解しました。
確かに壁チョロはできるが、動きが遅く、基本的にシェルターの中に隠れていることが多くなっていたニーゴ。
クル病はてっきり壁チョロできなくなる症状がまず出てくると思い込んでしまっていた自分に問題がありました。
身体がかなりグニョグニョで手足も曲げてしまったので、
この時は正直「もう助からないのかもしれない、、、」とも思いました。
しかし、諦めずにカルシウムを与え続け、元気に回復させることができるまでになったので、その方法をここの残りしたいと思います。
カルシウムとビタミンDの関係
もし、自分が飼っているヤモリがクル病になっているとわかった後に、
どのように対処していくべきか、
それは、前回の記事でも書きましたが、
ヤモリにカルシウムを与え、日光浴をさせることです。
自分は基本的にはこれで足りると思っています。
日光浴で無くても良いですが、自分は日光浴で治っているので、あくまでもこの内容しかわかりません。
兎に角、
『カルシウムが足りないとクル病になりますが、そのカルシウムは体内にビタミンDがないと体内に吸収することができない』
ということは覚えておいて下さい。
つまり、いくらヤモリにカルシウムを”十分”与えていても、ビタミンDが体内に無ければ、カルシウムが体内に吸収されず、クル病にかかってしまいます。
また、いくら日光浴でビタミンDを体内に生成させても、ヨーグルトなどで接種させても、カルシウムが足りなければ、クル病になります。
このどちらが欠けてしまっても、ヤモリはクル病にかかってしまいますし、
このどちらが欠けていても、クル病からヤモリを完治をさせることはできないと思います。
日光浴はさせすぎも良くない(直射日光が強すぎると良くないかも)ですが、
秋冬の比較的強くない日光、レースカーテン越しの日光などで日光浴させて下さい。
ヨーグルトを与えることでビタミンDを接種させている方もいるようです。
しかし、今回私が記事にしたかったことは、ビタミンDの与え方ではなく、
カルシウムの与え方です。
ここから自分なりのヤモリへのカルシウムの与え方について書いていきたいと思います。
ぶっくん流ヤモリへのカルシウムの与え方
ヤモリへのカルシウムの与え方は人それぞれかもしれませんが、
カルシウムを与えているつもりでも実際には与え切れていない、与える量が少ない、という方が結構多くいるのではないかと思いました。
クル病は、体内にカルシウムが足りないと、身体の骨を溶かすことで、骨のカルシウムを接種し、生命を維持しようとしてしまう病気なのだと思っています。
ですので、クル病にかかったら、まずは
『カルシウムを十分与えてあげること』
これがまず大事です。
ヤモリにカルシウムを与える方法は
・エサにカルシウムをダスティングする
・ケースの霧吹きの水にカルシウムを混ぜておく
という方がほとんどとは思いますが、クル病にかかってしまった時には、
このくらいの少しの量のカルシウムでは追いつかないのでは?と思っています。
では、私はどのようにしてヤモリにカルシウムを与えているかと言いますと、
①指で顔をペチペチとビンタし、嫌がり噛み付こうとした際にカルシウムパウダーを口の中に入れ込む。
②口をどうしても開けない場合は、口の周りを水で湿らせ、その後口の周りにカルシウムパウダーをこびり付け、舐めさせる。
この2つの方法で主に接種させています。
この2つの方法でイチゴにしても、ニーゴにしてもクル病から回復させているので、私としては、効果はあると思っています。
少々強引なやり方なので、ヤモリが可愛そう、と思う方も多いとは思いますが、この方法で命が助かるのであれば、私は無理やりにでもカルシウムは与えるべきだと思っています。
では、具体的に①と②の方法を写真を付けて紹介していきたいと思います。
ヤモリへのカルシウムの与え方/①指で顔をペチペチとビンタし、嫌がり噛み付こうとした際にカルシウムパウダーを口の中に入れ込む
イチゴは元々噛み付きやすい為(嫌われているのが大きい。苦笑)、指を近づけれると比較的すぐに大きく口を開けて威嚇してくるので、
上の写真のようにカルシウムを口に無理やり入れ込むのは容易です。
ニーゴのように、なかなか口を開けてくれない場合は、頬っぺたを指で往復ビンタし続けることで、ヤモリはかなり嫌がり、口を開けてくれる可能性があります。
イチゴもニーゴも口を開けない時にはペチペチと指でし続けれると堪らず上の写真のように威嚇で口を大きく開けてくるので、そのタイミングでカルシウムを口の中に入れ込みます。
口に入れ込んだ後は上のような感じです。
この方法は結構な量が一度に口に入るので、その後は水で口の周りを湿らせて、口の中がカラカラになるのを防いであげて下さい。
ちなみにキッチンペーパーで包んで持っているいる理由は、
手汗、手油で、ヤモリの吸着力が低下しないようにする為です。
昔は素手で捕まえていましたが、手油で壁チョロができなくなっていることに気付いてからは、このようにキッチンペーパーで包んで持つようにしています。
こんな感じで口の中に、カルシウムパウダーの塊を3、4回程与えています。
(その都度、口は水で湿らせて下さい)
ヤモリへのカルシウムの与え方/②口をどうしても開けない場合は、口の周りを水で湿らせ、その後口の周りにカルシウムパウダーをこびり付け、舐めさせる
①の方法で上手くカルシウムを与えることができない場合、自分は口の周りにカルシウムパウダーを付けて舐めさせるようにしています。
この方法は皆さんが思っている以上に、無理やり与える方法です。
まず、口の周りを水で湿らせて、カルシウムパウダーが付きやすくします。
そして、
上の写真のように、口の周りにベッタリとカルシウムパウダーをこびり付けるのです。
この写真を見ると多くの人は可愛そう、と言うのはわかっています。
しかし、結局カルシウムが足りないとクル病にかかり、苦しい思いをさせたり、
最悪の場合、死なせてしまうのであれば、少々ムゴイやり方であっても、
無理やりカルシウムを接種させてあげるべきだと私は思っています。
この口の周りにこびり付けるのも3、4回ほど行います。多い時では5、6回ほど口の周りに付けて舐めさせます。
この与え方でクル病にかかった場合は、毎日与えてあげて下さい。
まずは十分なカルシウムを与え、それから日光浴やヨーグルト接種などでビタミンDを体内に蓄え、カルシウムを吸収させる。これを毎日繰り返し行うことができれば、クル病を治すことはできると思っています。
イチゴとニーゴが実証しているので、そこそこの効果はあると思っています。
しかし、重症化した状態で気付いた場合、エサを食べる力も、カルシウムを舐める力もなく、治すことができないかもしれませんので、
できるだけ早くヤモリの状態の変化には気づくようにしてあげて下さい。
人間と一緒で、初期症状で抑えることが非常に重要だと思います。
弱っていてなかなか餌を食べない時は小さいサイズの餌やペースト状の餌などチャレンジしてみて下さい。
栄養とカルシウム、日光浴が大事です。
今回、またヤモリのクル病の治し方について書きましたが、
前回の記事だけでは救うことができない命があると気付き、第2弾として記事を書くことにしました。
この方法をもう少し早く掲載しておけば、助かった命があったかもしれないと思うと非常に悔しく思います。
自分のやり方がベストではないことはわかっていますが、この方法で助けることができる命もあると信じています。参考にして頂ければ幸いです。
また、最近ではUVBライトの購入を推奨しています。UVBライトがあれば、毎日ライトを日中付けておくだけで全然違います。
是非購入を検討してみて下さい。
冒頭でもご紹介していますが、UVBライトの有効性はこちらの記事で詳しく書いていますので、是非参考にしてみて下さい。
この情報が皆さんにとって、良い情報となれば嬉しいです。
ぶっくんより
我が家のヤモリちゃんくる病になってしまったようです。今年3月からたまごを産んで月イチくらいの間隔で産卵してました。先日痙攣してるのを目撃した翌日に止まり木から落ちてびっくりしてしまい慌ててこちらのブログを参考にカルシウムを食べさせのですが、日光浴時間は毎日どれくらいさせたら良いかなと思いコメントさせていただきました。今はプラケースの壁に登れるようなってきたのですが、途中で指が開かないで滑ってしまいまいます。
チナマルさん。返信遅くなりました。容態は良くなっているでしょうか?クル病にはカルシウム摂取と日光浴が大事なのは間違いないはずです。日光浴は恐らく30分~1時間程度でも大丈夫とは思います。可能であればUVBライトを購入し日中当てるようにしてあげると全然違います。これに関してはまたブログを書きますので、参考にしてみてください。プラケースの壁は体調がそこまで悪くなくても登れなくなってしまうように感じます。しかし、登れないことのストレスがかかる可能性が高いので、プラケースの中には登り木などを入れてあげてどこかにくっつけるような環境作りをしてあげてください。
ぶっくん様
返信ありがとうございます。
UVBライトで毎日30分くらいの日光浴をさせています。
登り木も入れました。相変わらずプラケースの壁はすべっています。
くる病が治るとまた登れるようになるのでしょうか?
基本的には一度登れなくなると脱皮するまでは滑ってしまうと感じています。脱皮するとまた登れるようになったりします。またプラケースの壁もキッチンペーパーなどで拭くと細かい粉が付くのか滑る要因になっていると感じたので、細かい粉が付かないように、タオルや布などでふくようにしてます。
ぶっくん様
先日脱皮して壁に登れるようになりました!
コオロギも捕食できるようになってホッとしているところです。
こちらのブログのおかげで助かりました。本当にありがとうございます。
お力になれて良かったです!
私なんかのブログでもお役に立てて良かったです
私はヤモリを2匹買っています。
前々から最近1匹のヤモリがコオロギの生き餌を食べようとして逃げられてる所をよく見かけるようになり体も痩せてきて前までは自分で捕まえて食べれていたのになんでかなと思っていました。しばらく様子を見ていたのですがある日下顎が完全にめくれていてくる病だとわかりました。カルシウムとマルチビタミンをヨーグルトに混ぜてあげ始めたのですがやはり粉のままの方がいいのでしょうか。
ふーかさん
カルシウムは粉のままじゃなくても大丈夫です。ラバーマウスになった状態では固形は飲み込めずに喉を詰まらせて死んでしまうこともありますので、液体状で栄養補給やカルシウム補給してあげるのは良い方法です。UVBと栄養を毎日欠かさず与えて下さい!