こんにちはー!
どうもぶっくんです。
最近ちょこちょことヤモリに関する記事を書いていますが、
そもそものヤモリの生態や特徴、ヤモリの寿命などに関してまとめた記事を書いていませんでした!
そこで、今回はヤモリに関しての情報をまとめて掲載、記事にしていきたいと思います♪
その他のヤモリに関する記事にはカテゴリーから『爬虫類飼育』→『ヤモリ飼育』を選んでください♪(クリックでもいけます)
ヤモリの飼育レイアウトに関してなども記事にしています♪
ヤモリとは?どんな生き物?
ヤモリは爬虫類に分類され、トカゲの一種になります。
日本でよく見るヤモリは、日本固有種ではなく、海外から来た船にいたヤモリが住み着いて今に至っていると言われています。
日本の野生にいるヤモリは数種類ほどがいますが、そのほとんどは北海道を除く多くの地域に生息しているニホンヤモリであることがほとんどとは思われます。
家の中のゴキブリや蛾などを食べてくれることからもヤモリは漢字では『家守』と書かれ、人間には害を与えない有益な生き物であり、また縁起の良い生き物として扱う風習もあります。
しかし、逆に家の中で良くヤモリを見かける場合は、ヤモリにとっての餌が多くいる為、住み着いているとも言えますので、ゴキブリなど繁殖していないか、今一度確認してみた方が良いかもしれません。。。
マンションにも良く住み着いていますね♪私は前回のマンションでも今のマンションでもヤモリを捕まえています。マンションはヤモリにとって住みやすいのかもしれません。
ヤモリの生態、特徴、寿命
■性格
ヤモリの性格は非常に憶病です。臆病な性格である為、人に危害を与えたり、噛みついてきたりなどは自分からは基本的に行いません。
ですので、ヤモリを飼う際には隠れ家を作ってあげて、人目に付かない場所を作ることでストレス軽減をしてあげて下さい。
また、縄張り意識も結構強いです。特にオスの縄張り意識が強い為、オスを同じケース内に入れるのは極力避けましょう。
オスとメスであっても縄張り争いで噛みついたりします。多頭飼いもできますが、喧嘩ばかりしている場合、ケースを分けてあげて下さい。
■大きさ
ヤモリの大きさは大人で10cm程度です。そこまで大きくならないので、一匹であれば30cm×30cmほどのケースでも十分の大きさとはなります。
赤ちゃんヤモリで3cm程度となり、半年もすれば大人サイズへと成長します。
ケースやレイアウトなどは過去の記事にて紹介していますので、参考にしてみて下さい♪
■寿命
ヤモリの寿命は5年~10年ほどと言われており、非常に長く飼育することができます♪人が育てる場合は若干ヤモリの寿命が短くなり、5年ほどと言われることも多いようです。
■夜行性
ヤモリは基本夜行性の為、夜に活動することがほとんどです。私もマンションで見かけるのは夕方以降ばかりでした。
夜行性なので、多くの日光が必要という訳ではありません。しかし、夜行性でも日光(UVB)は必要です。
しかし、ヤモリの中でもヒルヤモリのように昼行性のヤモリもいます。
■ヤモリの餌/ヤモリの食べ物
ヤモリが何を食べるのか気になりますよね。ヤモリは基本的に生きた動く餌しか食べません。ですので、家にあるものでヤモリの餌となるものはないので、もしヤモリを育てようとする場合は、生きた虫を与える必要があります。
主な餌としては、コオロギ、クモ、蛾、ワーム、ゴキブリなどが挙げられます。
比較的硬いアリやダンゴムシ、カメムシなどは食べませんし、もし食べたとしてもヤモリの体には良くない可能性が高いので、与えないようにしましょう。
ヤモリの餌に関しては記事を書いていますので、そちらも参考にしてみて下さい♪
■瞼(まぶた)がない
ヤモリの特徴の一つとして、瞼(まぶた)が無いことも挙げられます。爬虫類の中でもカナヘビやカメレオンなど通常まぶたがありますが、多くのヤモリはまぶたが無いので、見た目では寝ているのか起きているのかわかりません。
日中にジッとしている時は、恐らく寝ていると判断して下さい。笑
■壁にくっ付くことができる
ヤモリの最大の特徴としては、壁にくっ付くことができることだと思います。
しかし、全てのヤモリが壁にくっ付ける訳ではなく、ヤモリの中でもくっ付けるヤモリとくっ付けないヤモリがいるのです。
爬虫類ショップなどで売られているヤモリでも、ヒルヤモリやクレステッドゲッコーなどは壁にくっ付くことができるヤモリですが、ヒョウモントカゲモドキなどのように壁にくっ付くことができないヤモリも存在します。
そもそも何故壁にくっ付くことができるのか?
手足の裏に吸盤があるのかな?と思ってしまうかと思いますが、くっ付くことができる理由は意外ともっと科学的なんです。
実は、『ファンデルワールス力』によってくっ付いているんです!
と言っても良くわかりませんよね。笑
分子と分子が引き合う力、つまり分子間力によってくっ付くことができているんです!笑
要は手足の裏にナノレベルの細かい毛があり、そのナノレベルの細かい毛によって壁表面とファンデルワールス力が働き、引き合ってくっ付くことができるということなんです!
ちょっと面白いですよね。
このサイトの説明が図もあってわかり易いと思います♪
ヤモリの指のひみつ①/世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ
ヤモリはくっ付けなくなるとストレスに感じますので、壁のみではなく、木などくっつきやすい場所も作ってあげて下さいね♪
■変色できる
ヤモリの特徴の一つとして、周囲の色などに合わせて変色することできることも挙げられます。
周りが明るければ少し薄い色となり、木などの近くでは茶色っぽく、夜や危険を感じた時などは黒っぽくなったりもします。
■脱皮
ヤモリも爬虫類ですので脱皮をします。1~2か月に1度のペースほどで脱皮を繰り返します。この脱皮が結構ヤモリにとっては重要イベントとなっています。
環境が良く、健康状態も良ければスムーズに1、2日ほどで脱皮が完了します。
しかし、乾燥していたり、栄養が足りていなかったり、体調が良くなかったすると脱皮が上手く行えず、脱皮不全となってしまいます。
脱皮不全のまま放置してしまうと、古い皮に締め付けられ、その部分が壊死してしまうこともありますので、脱皮が上手くできているかどうかは必ずチェックしてあげるようにして下さい。
また、脱皮の際には多量のカルシウムが奪われますので、脱皮前後でカルシウムを与えることを忘れないようにして下さい。
■適正温度、湿度、冬眠
ニホンヤモリを飼育するのに適している温度は20~27度ほどが目安となります。
湿度は50%~70%程度を保つのが良いと思います。
野生のヤモリはこの温度よりも低い冬などは一般的に冬眠をして過ごします。
冬眠中はもちろん餌を食べませんので、冬眠前にはしっかりと餌を食べ、蓄える必要があります。
ヤモリを飼育する際には、冬眠をさせるか、冬眠をさせずに越冬させるかで意見が分かれる所です。
ちなみに私は冬眠はさせない方です。
オスとメスの見分け方
オスとメスの見分け方は結構簡単です。
オスは尻尾の付け根がプッくりと膨らんでいます。膨らんでいる方がオスで膨らんでいない方がメスです。
子供の時には区別がしづらいですが、大人サイズになると簡単に見分けることができます。
産卵時期と孵化の時期
ヤモリの産卵時期は6月~8月頃になります。この時期にオスとメスを同じケース内に入れていると卵を産む可能性があります。
卵は一度に2個くっついた状態で産むことが非常に多いです。
また、卵は有精卵と無精卵があり、無精卵の場合は数日後に黄色っぽくなりますので、色で判断しましょう。
卵は1~2か月ほどで孵化します。時期としては8月~9月となります。
卵は隙間などに産むことが多いです。非常に割れやすく、また親ヤモリが食べてしまったり、割ってしまったりすることもあるようなので、可能な限り卵は別ケースに移動してあげて下さい。
また、メスは産卵に多くのカルシウムを失うと言われています。確かに卵の殻がカルシウム分多そうですもんね。産卵前後はカルシウムのダスティングなどしっかり行ってから、餌を与えるように工夫して下さい🎵
以上ヤモリの生態や特徴、寿命や脱皮、産卵やオスとメスの見分け方などヤモリに関する情報を記事にしてみました♪
ヤモリについて知りたい、ヤモリの飼育前に知りたいなどの情報としてお役に立てれば嬉しく思います。
皆さんによって良い情報となれば嬉しいです。
ぶっくんより
「ヤモリの生態や特徴、寿命は?なぜ壁にくっ付ける?オスとメスの見分け方は?」への2件のフィードバック